武道とは・・・
「武道」を辞書で調べると・・・
・武士として身につけるべき技
・武芸
・武術
・武士として守るべき道
・武士道
といったことが記されています。
「武道」という言葉は「武士道」のことをもとは指していたようですが、現代では「武術」を含めた広い意味で使われています。
明治時代に武術が表舞台からすがたを消すと、近代柔道の創始者である嘉納治五郎が、柔術に独自の理論を加え講道館柔道を開き、柔道の普及に力を注ぎました。
この頃から技術が主となる柔術や剣術ではなく、人間性を向上させることが求められ、日本の伝統的な戦闘技法である「武術」を精神修行としての「道」としたことから「武道」として呼ばれるようになったと言われています。
「武道」の意味を漢字から考えると・・・
「武」という漢字は「戈」と「止」からできています。
「戈」は矛(ほこ)を示し、両刃の剣に長い柄をつけた武器を意味しています。
「止」は足跡を表わしていて、「止まる」と「進む」両方の意味で使われています。
このことから「武」は、「矛を止める」=「争いを止める」と言う説と、「矛を持って進む」=「抵抗にさからって切り進む」という二つの説があります。
日本語は、その時代によって変化を繰り返してきました。
私個人は、現代の「武道」とは争いを止める役割であってほしいと願い、そうあるべきだと考えています。
合気道とは何か・・・
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