呼吸について

呼吸は武道にとってとても重要な役割をはたしています。

「息を合わせる」や「呼吸をよむ」、「息抜き」といった言葉があるように、他の人とのつながりや心の状態などに呼吸は深くかかわっています。


人は息を吐く時に力が出ます。

息を吐くと自然と力みが取れて、なめらかな身体の動きを生みだします。

それとは逆に息を吸う時は力みやすく、状況に応じた素早い対応がしづらくなります。

なので、武道では相手が息を吸うタイミングで仕掛けるのです。


また呼吸は生命を維持するためには欠かせない働きのひとつです。

呼吸をして体内に酸素を取り入れエネルギーを生み出しています。

つまり酸素がないと(呼吸しないと)生きていけないのです。


身体は生命を維持する為に自動で働いてくれています。

寝ている時も身体は休まずは動き続けているのです。

寝たら心臓が止まるという人がいないのもこの自動で身体を制御する自律神経が働いているからなのです。

呼吸もそんな自律神経によってコントロールされています。

しかし呼吸という働きは、他の自律神経系の働きと大きく異なる点があります。

それは、意思や感情によってもたやすくコントロールが行えるという点です。

急に「ばぁ!!」と脅かされると呼吸が速くなります。

しかし自分の意思でも簡単に速い呼吸をすることが出来ます。

そして全力で走った後なども、当然呼吸は速くなります。

つまり呼吸は意思(心)の領域と身体の領域、その両方の影響下にあって、また両方に影響を与えることのできる唯一のものなのです。

呼吸を整えることで健康も手に入れることができ、安定した乱れない心までも手にすることが出来るのです。


呼吸法は多くの種類がありますが、楽に長くできるように行えば、必ずそこから得るものがあるはずです。

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