カテゴリ:礼

礼法

「礼に始まり礼に終わる」という言葉があるように、武道では「礼」を重んじます。

何事もそうですが、自分一人の力など知れています。

人は一人で成長していくことなどできないのです。

周囲との関わりの中で自分を知ることができ、はじめて成長へと向かうのです。

「私が生きている」のではなく「私は生かされている」ということです。

そのことを踏まえれば、周囲に感謝し、他人を尊ぶことが自然ではないでしょうか。

そんな大前提があるからこそ「礼」が重んじられているのです。


それと同時に礼法・礼儀作法というものは、隙のない状態を作るものでもあります。

畳のへりを踏んではいけないという作法がありますが、これはよく時代劇などで、くせ者が忍び込み床下で命を狙うと言った場面があります。

もし不用意に畳のヘリにのるようなことがあれば、いつヘリの間から刀が突き出てくるかもしれないのです。

その為、畳のヘリをふまないといったような作法が存在しているのです。


このように礼法とは「周囲に感謝する心」と「隙のない状態」という二つを兼ね備えた、人間成長には欠かすことのできない大切なものなのです。


 

道場でのマナー

どのような武道であれスポーツであれ、始まりと終りには礼をします。

合気道も例外ではなく、まず稽古場に入る時には正面に礼をします。

「今日もこの場を使わせて頂きます」という意味での礼です。

このような道場での礼のマナーを簡単にお伝えしたいと思います。


まず、稽古場に入ったら正面に向かって礼をします。

そして、その場にいる位が上の人への挨拶から行います。
しかし、現実には順番にはなかなか挨拶に回れないので、こちらから位の高い順に相手に対して心を向けます

そして目が合うなどした場合は、会釈などを行います。

稽古をはじめる時は、先生と稽古生共に正面に向かって「今から稽古をはじめます」という意味の礼をします。

これは、先生も稽古生も区別なく、「今から稽古をさせていただきます」という「場」に対しての礼です。

そして先生が振り返り、次に先生と稽古生の間で「よろしくお願いします」という意味の礼をします。

稽古がはじまると、一緒に稽古を組んでする相手に対して、稽古の節目(先生が何かを説明する時や稽古相手を変える時など)などではその都度礼をします。

稽古の終わりも先生と稽古生共に正面に向かって「今日もありがとうございました」という意味の礼を「場」に対して行ってから、先生が振り返り、先生と稽古生の間で「ありがとうございました」という意味の礼を行います。


このように礼で始まり礼で終わるという最低限の心のマナー(礼)は必ず行いましょう。

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